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皿屋 福柳 さらや  ふくりゅう

【歴史的建物でいただく「うなむす昼膳」】

 江戸時代中期の享保年間の創業で、当初は柳川藩御用の両替商を営んでいました。明治時代に入り旅館となり、その当時からお料理を出すようになったということです。お店の中には両替商当時の天秤や看板、家に伝わる古いひな人形なども展示されていました。「私は10代目で、飲食業になってからは3代目ということになります」と、社長。お店の建物は江戸時代当時から残る部分と、大正時代、昭和時代の増改築を経て、歴史を感じさせる重厚な印象です。柳川を舞台とした福永武彦の小説を映画化した「廃市」(大林宣彦監督、昭和58年)の撮影も、この建物で行われました。

 現在は、柳川ブランド2020に認定された、せいろ蒸しのおにぎり「うなむす」で知られる有名店です。せいろ蒸しのご飯でうなぎを包み、有明海産の海苔(のり)を手巻きして食べる「うなむす」は、平日のランチタイムにだけ提供されている「うなむす昼膳」で食べるのがおすすめです。サラダやコーヒーもついて、とても豪華。柳川定番の「鰻せいろ蒸し」も人気だそうです。中庭を望む客席は、テーブル席や個室もあります。

 お店の奥にある団体客向けの宴会場に向かうと、入口で北原白秋作詞の「あわて床屋」を題材にした、カニとウサギのステンドグラスが迎えてくれました。蔵を改装した高い天井の宴会場は民芸調の家具で統一され、ピアノも置いてあり、コンサートが行われることもあります。歴史の重みに思いを馳せる、素敵な時間が過ごせます。

住所
柳川市沖端町29-1
電話番号
0944-72-2404
FAX番号
0944-73-8277
営業時間
11:30~14:30
予算
3001円~5000円
席数
80席
個室
有 4~
定休日
毎週木曜日、第4水曜日
禁煙・喫煙
全席禁煙
駐車場
17台
支払方法

現金

子連れの可否
子連れ可
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