【ほっとできる場所　雑貨が癒やす喫茶コーナー】

　お店の名前はマレー語で「可愛らしい」という意味です。店主は、平成15年2月に雑貨店を開業。当時の柳川は観光客が気軽に休む場所が少なかったそうです。「観光して歩き疲れたら一休みできる場所を提供したい」。店主はそんな思いで、喫茶コーナーを開設しました。

　雑貨店の一角とはいえ立派なテーブルと椅子が置かれていて、コーヒーも注文を受けてから、きちんと淹れてくれます。「ほっとしてもらうためには、中途半端なことはしたくありませんでした」と、店主。コーヒー・ケーキセット・軽食などを提供されていますが、お値段の方はとてもお手頃。雑貨店では、バリ島などアジアの民芸品や古物などを輸入して販売されています。最近では店長の娘さんが手作りしたペンダントやイヤリングなどのアクセサリーや、ドライフラワーも販売しています。手作りとは思えないほど完成度の高い商品が手に入るので、新型コロナ流行の直前までは、外国人観光客の圧倒的な支持を集めていました。

 「新型コロナが終息して、またたくさんのお客さんが柳川を訪ねてほしいですね」。店主は、お店を見守る木彫りのフクロウの隣で、そう語ってくれました。