うなぎ処 楠川
うなぎどころ くすかわ
【店内に入ると掘割を一望 作りたてをいただく】
お店の前には大きな楠(くすのき)があります。建物の背後には掘割が広がっているところから、ご主人は「楠川」という店名をつけました。お店の正面からは分かりづらいのですが、店内に入ると大きなガラス窓ごしに掘割が一望できます。この掘割は川下りの船が多く行き来する場所で「柳川雛祭りさげもんめぐり」の際には、ひな人形のように華やかな着物に身を包んだ子供たちを乗せた船が、ここを通ってゆくのです。掘割の風景を間近に楽しむ穴場としてすでに知られているせいか、お客さまの大半は観光客の方です。それも家族や友人同士といった少人数のグループが多いそう。店内の心落ち着くテーブルと椅子は、柳川市のおとなり大川市「工房えがしら」が製作した特注品のもの。「ほかのどこにもない椅子とテーブルなので、ここに座って豊かな気持になってもらえればと思い、ひとつひとつ増やしていきました」とのお話に、温かいおもてなしの心を感じます。
人気が高いのが「うなぎせいろむし」。宮崎・鹿児島産の国産うなぎを使っています。作りたてをその場で食べてもらうことを信念としているこちらのお店。新型コロナが流行している今は、お店のうなぎ料理を味わう機会が少なくなり、残念でなりません。鮮やかな朱塗りの容器に、きちんと整ったせいろ蒸しを見ていると、清々しいものを感じます。柚子や三つ葉を添えた、うなぎの肝吸いも美味しくいただきました。ほかにもどじょうを使った「柳川鍋」もおすすめです。小骨を外してあるので、お魚を食べるのが苦手な方にも好評で、女性客の注文も増えているそうです。
お店の立地と味を求めて、遠くは鹿児島県や長崎県から、わざわざ訪ねてくる常連さんもいらっしゃるとのこと。掘割を行き交う船を眺めながら、柳川の味を楽しむ時間が早く戻るといいですね。
住所 |
柳川市城隅町22-7
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営業時間 |
11:00〜19:00
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予算 |
3001円〜5000円
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個室 |
無
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定休日 |
火曜日
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禁煙・喫煙 |
全席禁煙
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駐車場 |
5台
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支払い方法 |
現金
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